SSブログ

NY観光(7)メトロポリタン美術館 [2015.NY-ワシントンDC]

15-381.JPG
地下鉄の86St駅で下車し、
レキシントンAveから西方面へパークAve、マディソンAveを越えると・・・

15-382.JPG
突き当りにセントラルパークの豊かな緑。
この5th Aveを左折し、間もなくすると・・・

15-383.JPG
『The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)』の
壮麗な外観が現れます。
"アメリカにも国際規模の美術館を"という提案から、
1870年、民間団体や慈善家によって設立された『通称:MET(メット)』は、
収集家からの寄贈や基金での購入により現在の所蔵品は約300万点。
世界4大美術館の一つと言われています。

15-384.JPG
美術館の建物は通り4ブロック分にもなる広さ。
正面入口前にも大きな階段があり、
ここで人々が寛ぐ様子はMETお馴染みの風景となっています。

15-385.JPG
館内のチケット売り場前ではエジプトの座像がお出迎え。
METは寄付によって運営されているため、
入場料は定額ではなく、表示はあくまでも推奨する額。
これより少なくても入場は可能で、お気持ちのある方は多くしてもOKです。
大人…$25 / シニア(65歳以上)…$17
学生…$12 / 大人同伴の12歳未満…無料

15-386.JPG
昔の入場証は二つ折りにして襟やポケットに挟むバッチタイプでしたが、
現在は日付入りのシールタイプに変わっていました。
味気なさはありますが、使い勝手はこちらの方がよい気がします。
METを全て見て回るには一週間は必要などと言われるほどの広さ。
インフォメーションでmapを受け取るのを忘れずに!

15-400.JPG
駆け足でのNY観光のため、
今回の目的は次男の大好きな『Egyptian Art(エジプト美術)』のみ♪
このカテゴリーだけでNo.100~138ものギャラリーがあり、
約26,000点の所蔵数はエジプト・カイロの
国立考古学博物館(通称:カイロ博物館)に次ぐ規模なのだそうです。

15-387.JPG
死者の魂が行き来する際に通ると信じられていた『False door(偽扉)』。
扉は実際に開かないことから"偽扉"という名が付いたのだとか。

15-388.JPG
ご本人を模っているのでしょうか。
素材やデザインが様々な人型棺が展示されています。
館内での撮影はフラッシュと三脚を使用しなければOK!
ただし、動画撮影は禁止されています。

15-389.JPG
色彩豊かな壁画や装飾品の数々。
何千年という永い年月を経ても色褪せない古代エジプト美術は、
神秘的な魅力に溢れている気がします。

15-390.JPG
あまりの可愛らしさで目を惹いた
『Young Lion(3300-3000B.C.)』はクォーツァイト(珪岩)の彫刻。
長さ25cm、高さ12cmほどとサイズ的にも可愛く、
子どものライオンが身をかがめている様子を見事に表現しています。

15-391.JPG
第18王朝 5代目のファラオである
『Hatshepsut(ハトシェプスト女王)』の像を複数展示したギャラリー。
在位は紀元前1479年頃~紀元前1458年頃。

15-392.JPG
Egyptian Artの中で最も人気なのは、
紀元前15年頃、ローマ皇帝アウグストゥスがヌビアに建設した
『The Temple of Dendur(デンドゥール神殿)』。
800tもの石を使用した神殿が
ガラス張りの巨大ホールに移築展示されています。

15-393.JPG
アメリカがアスワンハイダム建設によって水没する
ヌビア遺跡を救うために多大な援助をしたことのお礼として、
エジプトからこの神殿が寄贈され、1978年にMETへ。
神殿の周りには水が張られ、ナイル川の畔が再現されています。

15-394.JPG
外壁には古代エジプト神話に登場するオシリス(Osiris)と女神イシス(Isis)、
彼らの息子ホルス(Horus)、皇帝アウグストゥスが描かれています。

15-401.jpg
内部には『God's Wife Tagerem(300-250B.C.)』という
石灰岩でできた女性の像がとても丁寧に飾られています。
上半身がない状態なので42cmほどの大きさ。
※画像はオフィシャルサイトよりお借りしています。

15-395.JPG
神殿の脇には1920年代にMETの発掘チームによって発見された
『Sphinx of Hatshepsut(ハトシェプストのスフィンクス)』が。
高さ1.64m、長さ3.43m、重さ3758.6kgと巨大な像は、
神殿の入口の両脇に置かれた片割れだと考えられているそうです。

15-396.jpg
古代エジプトの副葬品として出土された
『Standing Hippopotamus(1961–1878B.C.)』は、
長さ20cm、幅7.5cm、高さ11.2cmの陶器製の青いカバ。
※画像はオフィシャルサイトよりお借りしています。

15-397.JPG
このカバはMETのマスコットになっていて、
学芸員が付けた"ウィリアム"という名で親しまれています。
文房具、絵本、Tシャツ、ぬいぐるみなどグッズもいっぱい!

15-398.JPG
実用的で飾っておくにも可愛いかと思い、
『William Stapler($16.95→$8.48)』を購入~♪
が、綴じる時の手応えがちょっと頼りない感じでした(^^;

15-399.png
http://www.metmuseum.org
nice!(28)  コメント(9) 
共通テーマ:旅行

nice! 28

コメント 9

ma2ma2

メトロポリタン美術館は良く集めたな!ってぐらいの所蔵ですね。
その上撮影禁止じゃ無い所が良いですね(^^)
by ma2ma2 (2016-03-03 19:49) 

Amy

☆ma2ma2さん
絵画にしても名画揃いで本当に素晴らしいと思います。
美術館、博物館は時間を気にせずにゆっくり見たいものです(^^;
by Amy (2016-03-03 22:43) 

ふにゃいの

大きいですね。
そして沢山外でも中でもくつろぎまくっていますね。
この階段は、個人的に、私が好きなタレントが
ロケったところなので、にやっとしてしまいます。
by ふにゃいの (2016-03-03 23:27) 

YAP

世界四大美術館?世界三大美術館ではありませんでしたっけ?
どっちにしても、すごいのでしょうが。
ここもきっとルーヴルのように1日で周るにはしんどいくらいなんでしょうね。
by YAP (2016-03-04 08:23) 

Amy

☆ふにゃいのさん
この階段は映画にもよく登場する有名な場所ですよね。
美術館前とは思えないリラックス感がアメリカらしくていい感じです(^^)

☆YAPさん
正式な決まりはなく、三大とも四大とも表現されるようですね。
私はルーヴル、メトロポリタン、エルミタージュ、故宮博物院かと
思いましたが、どの美術館を指すのかも曖昧みたいです(^^;
by Amy (2016-03-04 16:04) 

sangosan

とにかく見るとこ沢山ですよね。
by sangosan (2016-03-05 11:07) 

Amy

☆sangosanさん
そうなんです!
そのため、目的の作品だけで終わってしまいがちですが、
本来は何も決めずに見て回るべきなのでしょうね(^^)
by Amy (2016-03-05 11:32) 

シマリス

凄く大きな美術館ですね!
外にある長い階段座りたくなる気持ちわかります!(笑)
by シマリス (2016-03-06 02:04) 

Amy

☆シマリスさん
立派な美術館なのに畏まった感じでないのがイイです。
これだけ沢山の人が座っていたら、
「私も♪」という気持ちになりますよね(^^)
by Amy (2016-03-08 16:51) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。