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DC観光(1)リンカーンメモリアル [2015.NY-ワシントンDC]

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1922年、アメリカ合衆国・第16代大統領 エイブラハム・リンカーンを
記念して建てられた『リンカーンメモリアル(Lincoln Memorial)』。
ワシントンDCの中心部に位置するナショナルモール(国立公園)の西端にあり、
美しい緑の中でギリシャ・ドーリス様式の神殿が堂々と佇んでいます。

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周りを取り囲むように聳え立つ36本の円柱は、
リンカーン大統領が暗殺された時点でのアメリカの加盟州数36に因んだもので、
柱の上部には各州の名前も刻まれています。
さらに、階段の段数も暗殺された年齢と同じ数の56段となっています。

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建物の内部には、彫刻家ダニエル・チェスター・フレンチによって作られた
高さ5.8mのリンカーン坐像が設置されています。
リンカーンの表情は静かな威厳を放ち、
まるでアメリカを見守っているかのよう!
見所はこの像だけなのですが、それでも沢山の観光客が訪れています。

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今にも立ち上がりそうなほど、細部までリアルに造られた像をよく見ると、
左手は握り、右手は開いており、
これは、手話でエイブラハムのA(左手)、リンカーンのL(右手)を
表しているのではないかと言われています。
また、椅子のひじ掛け部分には、
古代ローマで権威の標章として使用されたファスケスがデザインされています。

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坐像の両サイドの壁には、リンカーン大統領による2つの演説が彫られています。
一つは、1835年3月4日の第二期大統領就任演説。
もう一つは「人民の、人民による、人民のための政治」で有名な
1863年11月19日のゲティスバーグ演説(↑)です。
リンカーンメモリアルは、今まで様々な舞台に使われてきましたが、
特に有名なのが1963年8月28日、
ワシントン大行進でのキング牧師による「I have a dream」の演説で、
約25万人もの人々が集まったと言われています。

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リンカーン大統領の肖像は、アメリカ合衆国の5ドル紙幣と1セント硬貨に
採用されているので、とても馴染みがあります。
また、リンカーンメモリアルは、裏面にデザインされていることから、
特に意識することなく、目にしている方が多いかもしれません。

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リンカーン大統領の肖像は、生誕100周年となる1909年から。
裏面のリンカーンメモリアルは、
生誕150周年となる1959年からデザインされています。
なお、裏面デザインは2010年より一新され、
現在はリンカーン・ユニオン・シールドのデザインになっています。
旅行で残った2枚の1セント硬貨のうち、キレイな方を撮影したところ、
偶然にも私が初めてリンカーンメモリアルを訪れた1986年製の物で、
ちょっとした縁を感じました♪

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夫が旅行の記念として欲しいと言っていた
『LEGO Architecture / 21022 Lincoln Memorial ($29.99)』。
アメリカで買うつもりでしたが、日本の方が安かったので帰国後に購入。
12.5cm×10cmと手のひらに乗るミニサイズですが、
柱の数もリンカーンの坐像も再現されていて、旅の記念の一つになっています。

Lincoln Memorial (リンカーン記念堂)
http://www.nps.gov/linc/index.htm
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